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謝り方にみる人間性。

今月はじめ、メディアを賑わせていた船場吉兆の問題。
僕は食品衛生分野には疎いし、
ああいう類の料亭には自分ではまず行かないと思うので、
やっていたこと自体には別段意見も感想もありませんが。
(よい印象はまったく無いし、社会的に間違っていることはたしかだけど。)

疑問に思ったのは、社長(おかみ)の謝罪会見。
終始伏し目がちで。
カメラを見ようともせず。
単なる“いいわけ”と取られても仕方のない自己弁護の数々。
メディアの演出もあるんだろうけど、
ここまで謝罪の仕方が達者でない方は、
なかなか見られないと思います。

謝罪の仕方には多かれ少なかれ、
その人の人間性、生きる姿勢が出るんじゃないかな。
体裁だけ上手く整えろってことではないけれど、
コミュニケーションとして然るべき能力は持つべきで。
その根底に、
『相手に伝えたい自分の考え』
『今後の関係を改善、さらにはより進展させたいという、誠実な姿勢』
があるべきであって、
それらが微塵も無いならば、謝罪なんてしない方がマシだと思うな。

具体的に気をつけたいこととしては、
『いいわけをしないこと』
であると、僕は思っています。
たとえば相手にもいくらか非がある(と自分が考える)として、
謝罪するときにそのことに少しでも触れたら
(僕は悪かった、でもあなたもここが悪かったよね…みたいに)、
もとの100倍印象が悪くなる、なんてこともあり得るでしょう。
大袈裟に言えば、99パーセント相手が悪くても、
自分が悪いと判断した1パーセントについて徹底的に反省することが、
『相手の立場に立つ』
ってことだと思います。
そんなふうに腹をくくれないケースなら、謝罪なんてしない方がいい。
(お互いの良し悪しを忌憚なく議論しあえる仲ならまた話は別だけど)

船場吉兆さんは、
はじめの不祥事(産地偽装)の折、
『ご先祖さまに申し訳ない』
とおっしゃった時点で、店をたたむべきだったとすら思えます。
彼らが本当に大切にしているもの(=根本思想)が、
実はお客さんではなく体裁と伝統だったという哀しい事実が、
謝罪の場という窮地で曝け出されたわけですね。

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人間性を主張するという非人間的な振る舞いに関して

非人間的な人間でも、人間性を主張できる。「これこそが人間だ!」と主張している方々は、単に「自称人間」であって、自他共に認める人間であるとは限りません。

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Author:keigo
試される大地、北海道・札幌在住の大学生。
現在医学部6年目、国家試験に向けて日々勉強中。
趣味は競泳、読書。

心に残ったこと、残しておきたいことを、読書日記を軸に書き留めていきたいと思います。
週2~3回くらいの頻度で更新していきます。
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